株式会社リニカル(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長 秦野和浩)は、グローバルでの事業拡大のため、オーストラリアに子会社を設立しましたのでお知らせいたします。
当社グループは、日本発のグローバルCRO(医薬品開発業務受託機関、Contract Research Organization)として欧州・米国・アジアに事業を展開しており、積極的な海外進出を進めています。今回設立したリニカルオーストラリアは、グループとして初めて南半球に設立した自社拠点で、オーストラリアで実施される臨床試験に関する受託業務を行います。すでにオーストラリアを含む複数の国際共同治験を受託しております。これら進行中の試験に加え、今回さらに複数案件の打診を受けたため、子会社を設立し、自社のリソースでより高品質なサービスを提供できる体制を整えました。
オーストラリアには自国で臨床試験を行う製薬・バイオ企業への税制上の優遇措置など幅広い支援があり、当社がフォーカスする米国のバイオスタートアップからのニーズが多くあります。また、オーストラリアで第1相臨床試験を実施し、その後、欧米で大規模な第2、3相試験を実施して販売承認を取得するケースも多く、大型案件の受注獲得につながる可能性が見込まれます。
医薬品開発はグローバル化が進行しており、グローバル基準を正しく理解し、どの地域においても高品質のサービスを提供できるCROの重要性がより高まっています。リニカルは医薬品開発を行う顧客から信頼される臨床試験の真の開発パートナーとして、新薬をより早く、より多くの患者の皆様のもとにお届けできるよう努めてまいります。
設立する子会社の概要
社名 |
Linical Australia PTY Ltd |
所在地 |
Tower 2, Darling Park 201 Sussex Street, Sydney, NSW 2000 |
代表者 |
辻本桂吾 |
設立年月日 |
2024年7月9日 |
資本金 |
100,000オーストラリアドル(株式会社リニカル100%出資) |
事業内容 |
CRO事業(臨床試験のモニタリング等の受託業務) |
リニカルについて
株式会社リニカルは、日本発のグローバルCRO(医薬品開発業務受託機関)として、約20の国と地域に事業を展開し、医薬品開発を支援しています。治験にかかる多岐にわたる業務を代行するCRO事業を中心に、製造販売後の医薬品の臨床研究・調査を請け負う育薬事業、開発初期における戦略策定や薬事対応などのコンサルティングを行う創薬支援事業の3つの事業を行っています。医薬品開発のプロフェッショナルとして、創薬段階から臨床開発、製造販売後の育薬まで一気通貫でサポートしています。