難易度の高い医薬品開発を支援する 選ばれるグローバルCROでありたい

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執行役員(Linical Europe GmbH出向)白石 達也

薬学で学んだことをベースに、医薬品の創出に携りたい

私は4年制の薬学部に入学し、当初は薬剤師資格の取得を目指しながら人と深く関わる仕事であるMR職を目指して就職活動を進めていましたが、その過程において自分は大学院に進学してさらに薬学の知識を深め、その知識をベースに人と関わりながらチームで成果を創出する臨床開発職がより向いているのではと考えるようになりました。


CRA職は製薬会社やCROにある職種ではありますが、その中でもCROであるリニカルに就職を決めた理由は、私の学生時代の同じ部活の先輩が在籍しており、「新しく勢いと活気のある会社で、風通しがよく、若手の意見も通る」との評判を聞き、若手でもチャレンジさせてもらえる環境は自分に合っていると感じ、入社を決めました。

着実なステップアップを経てリニカルグループの成長・発展に寄与したい

リニカルにはCRAからチームリーダーとしてマネジメントの経験を積み、クライアント様との臨床試験の契約やリソースなどを統括するClinical Trial Director(CTD)、また各プロジェクトの円滑な遂行に対し責任を持つProject Manager、薬事関連メディカルライティングなどを行う創薬支援事業でのキャリアなど、複数のキャリアパスがあります。これらキャリアパスの中で、マネジメント職になるためには社内登用試験を経る必要がありますが、私も何度かその登用試験を経て、入社7年目でモニタリングチームのサブリーダー、8年目でリーダーとなり、入社13年目で中枢神経領域に所属するCTDになりました。

過去、自身のキャリアビジョンを考える機会は幾度もありましたが、登用試験を受けた際に大きな転機がありました。自身が今後さらに医薬品業界に価値を提供するためには、これまで経験を積んできた中枢神経領域での専門性をより高めるべきなのか、それとも他領域も幅広く経験することが必要ではないかという選択に迷った時期がありました。その時、当時の上司に相談したら「臨床開発における各領域における専門性や経験値を高めることもキャリアパスの一つだが、CRO業界で会社として存在価値を高めるためにどのような視座でどのようなスキルを磨き、経験を積んでいかなければいけないかを考えてもよいのではないか」とアドバイスされ、将来の自身のキャリアビジョンを臨床開発だけではなく、より幅広く考えるきっかけとなりました。

私は、それを機に医薬品業界の動向や医療ニーズを自分の目で把握するため、医薬品業界団体や研究会などの外部コミュニティへ積極的に参画し、医薬品業界でリニカルが存在価値を高めるためには自分がどうあるべきかを考え、常に自己研鑽してきました。そして2024年1月から当社グループの経営を担う候補者の一人として経験を積むべく、リニカル本社執行役員としてヨーロッパの地域統括会社であるLinical Europe GmbHへ出向しています。

リニカルでは臨床開発職でのキャリアを積むこともできますし、私のようなCRA職からのキャリアをスタートさせ、経営を担う候補者としてのキャリアを歩むこともできます。会社の方針を理解し設定した目標に対し着実に成果を出すことができれば、ステップアップできる環境がリニカルにはあります。また、目標に対し自分自身が能動的に動くことが何より大切だと考えます。

グローバル規模で価値を提供し続けられるCROでありたい 

リニカルは医薬品開発のプロフェッショナルとして高品質なサービスを提供し、世界中すべての患者さんへ画期的な新薬を届けることを理念として掲げています。それはすなわちリニカルがグローバルカンパニーとしての企業価値を高めることで世界中の患者さんに対し貢献できることを意味していると私は考えています。

医薬品開発のターゲットは、近年の技術革新により遺伝子治療や細胞治療、デジタルアプリといった新規モダリティが増えており、また医薬品開発の手法もデジタル化や患者さん中心の臨床試験といった手法がグローバル全体で推し進められています。このような常に変化する業界であるからこそ、取り巻く環境の変化とニーズをいち早く捉え価値を提供する必要があります。今後も継続してグローバル全体で価値を提供するためにも、リニカルグループ全体で変化に迅速に適応できる組織体制を整えることが私の使命の一つと考えています。

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