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病気の子どもたちを救いたい  看護師を経てCRAへ

作成者: Kanako Kimura|2024年01月10日

プライマリー領域事業部 未経験中途入社 A.Hさん

小さな患者さんに未承認の医薬品を  多くの問題を抱える現状を変えたい 

高校の頃から医療関係の仕事を志し、大学は医学部看護学科に入学。卒業してから小児科の看護師として、大学病院で働き始めました。小児科においては、成人で承認されている医薬品であっても対象年齢が低い患者様で承認されていない場合は、その医薬品は投与することができません。そのため、小児科では治療ができない患者様や、治療に終わりが見えず臓器移植を待つしかない患者様が大勢いました。そのような状況を臨床現場で見ていた私は、常にもどかしさを感じていました。そんな日々から、医薬品に興味を持つようになりました。 

患者様と直接関われるのは、看護師の仕事の醍醐味ではありますが、この頃から私は、直接患者様に接するよりも、医薬品を通じて一人でも多くの患者様の命を救う職業に携わりたいと考えるようになり、転職活動をする中で、医薬品開発に携わることができるCRAという職種を知り、リニカルへの入社を決めたのです。 

看護師の経験を生かして 治験をスムーズに進める 

CRA職としては全くの未経験からのスタートでしたが、看護師として現場で働いた経験が活かされる場面が多く、治験薬の投与の仕方や医薬品を扱う現場の事情が分かっていることは、治験現場のオペレーションにとても役立ちます。また、前職において病院でカルテを見る機会も多かったため、現在でもカルテの見方に悩むことはあまりありません。私が勤めていた小児科においては、消化器科や脳外科などのさまざまな診療科が集約されており、そのため、多種多様な医薬品を取り扱った経験があります。現在、CRAとして働いていても、被験者様が使用する医薬品の中に、看護師としての経験上知っている医薬品が多くあり、大学病院での経験が生かされているなと感じます。 

新たな医薬品を送り出し 多くの患者様の役に立ちたい 

CRAの仕事は直接患者様に会うことはありませんが、何年後、何十年後たくさんの患者様の命や生活に影響を与える仕事だと考えています。私はまだ職歴が浅いので、自分が臨床治験に携わった医薬品が承認されたという経験はありませんが、現在担当している臨床治験中の医薬品がたくさんの患者様に有効に使ってもらえるよう、頑張っていきたいと思っています。また、いつか小児に関する治験に関わり、使える医薬品を増やして、一人でも多くの子どもたちの病気が治せる時がくるといいなと思っています。